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オルソケラトロジーとの違い

ICLとオルソケラトロジーの違いは?

ICLは眼内にコンタクトレンズを挿入し近視・乱視を矯正する手術、オルソケラトロジーは特殊なコンタクトレンズを装着することで近視を矯正する治療です。

以下に更に詳しく、それぞれのメリットやおすすめの人についてご紹介していきます。

メリット・デメリット

ICLのメリット・デメリット

ICLは有水晶体眼眼内レンズ(phakic IOL)の一種で、主に後房型として知られています。前房型にはアルチザンレンズがあります。

ICLは厚生労働省の認可を得ているため、国内での普及が進んでいて、レーシック同様に実績のある手術です。

メリットとしては、角膜の厚さに左右されないので、手術の適応範囲が広いこと、トラブルが生じたときや眼の病気が見つかった時にはレンズを取り除けば元の状態に戻せるという点があげられます。

一方、デメリットとしてはどの手術も同様ですが、術後の感染症の心配があります。ただ、しっかりした管理体制のクリニックであれば問題ないでしょう。また、眼内レンズの違和感や、老眼の進行は予防できないなどの点があげられます。

オルソケラトロジーのメリット・デメリット

オルソケラトロジーは特殊なコンタクトレンズで角膜の形状を変え、近視や軽度の乱視を矯正する治療です。

メリットとして矯正効果が一定時間持続するため、寝ている間に装用することで、日中は裸眼で生活できます。また、アメリカでは既に100万人以上が治療を受けており、学童期の子どもに装用させることで近視の進行抑制も期待できます。

一方でデメリットとしては、治療を開始しても矯正効果が出るのに時間がかかること、効果を持続するには治療を続ける必要があること、治療の適応が中等度の近視までに限られる、などの点があげられます。

おすすめな人

ICLがおすすめな人

オルソケラトロジーがおすすめな人

治療の流れ

ICLの治療の流れ

ICLの治療の流れとしては、まず、適応検査から実施していきます。眼の状態を検査し、手術が安全に受けられる状態かこの検査にて判断します。

同時に、手術に必要なデータを計測します。正確な検査結果を得るために、適応検査前は一定期間、コンタクトレンズを中止する要があります。所要時間約2時間程度です。

次に手術をおこないます。手術は片眼約20~30分ですが、術前の散瞳などの準備、術後の眼圧チェックや診察で約3時間程度かかります。術後検診は、手術翌日、術後翌々日、術後1週間、術後2週間、術後1ヶ月、術後3ヶ月、術後6ヶ月、術後1年に実施します。

オルソケラトロジーの治療の流れ

オルソケラトロジーの治療でも、まず適応検査をおこないます。コンタクトレンズの使用は中止することになり、期間はソフトコンタクトレンズ(乱視なし)3日以上、ソフトコンタクトレンズ乱視用1週間以上、ハードコンタクトレンズ2週間以上です。その後テストレンズをつけて、効果を見ます。テストレンズで問題がなければ、レンズを処方することになります。レンズを受け取った後は、翌日・1週間後・1ヵ月後・3ヶ月後、その後3ヵ月毎に当院にて定期検診のために通院します。

治療費

ICLの治療費

ICLの治療費

オルソケラトロジーの治療費

検査費用

初期費用

定期検査費用

レンズ代

初年度の累積費用

5年目の累積費用

10年目の累積費用

まとめ

ご紹介してきたように、ICLとオルソケラトロジーは共に近視や乱視を矯正する治療方法です。ただ、ICLでは、手術が必要になります。

メリットとしては、角膜の厚さに左右されないので、手術の適応範囲が広いこと、トラブルが生じたときや眼の病気が見つかった時にはレンズを取り除けば元の状態に戻せるという点があげられます。

一方で、オルソケラトロジーは特殊なコンタクトレンズで角膜の形状を変え、近視や軽度の乱視を矯正する治療です。メリットとして矯正効果が一定時間持続するため、寝ている間に装用することで、日中は裸眼で生活できます。どちらを選ぶかはライフスタイルや症状にもよりますので、クリニックでよく相談をしてみましょう。