このサイトは金沢文庫アイクリニックをスポンサーとして、株式会社Zenkenが運営しています。
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本メディアは金沢文庫アイクリニック 樋口亮太郎院長の監修のもと制作しています。
過剰な矯正を避けることで老眼の影響を軽減し、患者の将来を見据えた治療を重視する金沢文庫アイクリニック。
白内障をはじめとする内眼手術(眼内手術)の実績は2014年から2025年2月の間に32,000件にのぼり、
確かな技術と豊富な手術経験を持つ。
ここでは、ICLのレンズがどのようなものかについて紹介しています。レンズの素材に関することや、提供している会社についてなど、くわしく解説しているので、ICL手術に興味のある方はぜひチェックしてください。
日本国内で厚生労働省から認可されているSTAAR Surgical社の「アイシーエル KS-AquaPORT®」は、「コラマー(Collamer)」という親水性の良い素材で作られているのが特徴です。コラマーは「Collagen」と「Co-polymer」から名付けられており、コラーゲンを用いた天然由来のレンズ素材です。
また、レンズの名前に付けられている「PORT」は、“小さな孔”を意味し、これは日本の清水公也名誉教授(北里大学)によるアイディアで生まれたものです。
従来のレンズではこの孔がなかったため、房水循環を維持して合併症を軽減するため、「LI(レーザー虹彩切開術)」や「PI(周辺虹彩切除術)」が必要でした。つまり、この孔によって、これら切開術、切除術が不要となったのです。
さらに、レンズの光学径が拡大されたことで、術後のハロー・グレアの発生も抑えられるようになりました。
スター・ジャパンは、1988年に「CanonStaar」として創設し、日本国内において白内障治療用眼内レンズの開発等を行ってきた会社です。2008年には、上記米国STAAR Surgical社の100%出資による“開発・製造・販売”の日本拠点となりました。スターグループの一員として、製品の開発・製造・販売を行っています。
上で紹介したSTAAR Surgical 社の「アイシーエル KS-AquaPORT®」は、説明したように、日本の厚生労働省から認可されている ICLレンズです。しかし、認可されていないICLレンズもあり、クリニックによって扱っているレンズは異なります。
認可されていないレンズも使用してはいけないというわけではありませんが、選ぶ際には、まず各レンズの特徴をしっかりと理解して比較検討することをお勧めします。
自分の眼を守れるのは、自分しかいません。勧められるがままよく分からず手術を受けるのではなく、自己責任であることをしっかり自覚して納得のいく手術を受けましょう。
厚生労働省が認可していない安いICLを採用しているところもありますが、当院では厚生労働省が認めているスター社製のICLを採用しています。
未認可のICLの中には、硬くて厚いものもあるようです。一方認可されているスター社製のICLは水晶体や虹彩にやさしいため、当院では採用しています。
■ICL手術に通常必要とされる治療内容
・手術前:適応検査、術前検査
・手術当日:ICLの挿入手術
・手術後:検査・診察
■治療期間・回数:10分程度の日帰り手術(1回)
■標準的な費用:65万円程度(※2024年3月時点で当編集チームが独自調査した結果)
■主なリスクや副作用
・ハロー・グレアと呼ばれる、夜間の光のにじみやまぶしさを自覚することがあります。
・術後に傷口から細菌が入ることにより、眼内に炎症が起こることがあります。